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茶室 清羽亭



清羽亭のご案内

庭園のほぼ中央、流れのほとりに位置する清羽亭は、自然素材を生かして、京都数寄屋大工と尾張大工の親密な協力によって造り上げた本格的な数寄屋建築です。

外観は白鳥の舞い降りる姿をイメージし、庭園と建物の美しい調和を見せています。
母屋にある広間と二つの茶室、中州の上の立礼席では茶の湯を楽しめます。
また、母屋と立礼席を結ぶ渡り廊下では庭や流水を眺めながら落ち着いたひとときを過ごすことができます。
茶会・歌会などに広く利用できます。

清羽亭−平面図

施設のご案内

立礼席(りゅうれいせき)
廊橋を渡って進むと中州に建てられた椅子席の茶室、立礼席があります。
萩の白糸編みの船底天井とまわりの水景が舟遊びを楽しむような風情をかもしだしています。

汲江軒(きゅうこうけん)
川へのりだすように建てられた四畳半の茶室。ここは原叟床(げんそうどこ)の形式を取り入れ、錆丸太を多く用いて開放的で寛いだ雰囲気につくられています。

澄蘆(ちょうろ)
侘の茶趣濃厚な二畳台目の小間。
中柱に、辛夷の皮付丸太を使用しています。勝手水屋、丸炉の間を備えています。

一の間
主室は十畳から成り、北側に上段の間を設け開放的に構成され、庭の眺めを楽しむことができます。
床の間は、台目三畳敷きの九尺床。床柱には北山杉の磨丸太が使用されています。

二の間
次の間は十一畳から成り東側に七尺床を設け、床脇を点前座とし、炉は四畳半切となっています。
床柱は赤松の皮付丸太が使用されています。又、間仕切の襖を外して二十一畳上段付きの広間として使うこともできます。